酸化はフリーラジカル(不対電子)と言う略奪者が原因で発生します
【勇飛健康講座】活性酸素と健康について
※今回の講座からさらに難しい非常に
専門的な話しになってきますので、何度か繰り返し
お読みいただけますと幸いです。
また、よりわかりやすくするため、私の好きな漫画や
アニメネタを取り入れていきます。
元ネタとなる作品についてわからない場合でも
雰囲気を掴みながらお読み進めくださいませ。
あなたの身体中を酸化させるものの正体とは・・・?
前回講座でお知らせした「酸化」につきまして、
さらに詳しくメカニズムを解説していきます。
酸化とは、
「核(酸素分子)の周りにいる電子が、
他の分子の電子と結びつき、それを奪う」
働きとなります。
※「分子とか電子って何?」って思われた場合は、
お手数ですが、Google先生にご質問ください。
で、これは超専門的な話になってきますので、
簡潔にご説明しますと、電子の活動と言うのは
基本的に「二個一対、ペア・カップル」の状態となって
初めて安定するんですね。
しかし酸素分子はこの「電子ペアの組み合わせ」が
うまくいかない場合が多く、一定の確率でいわゆる
「半端者」が発生してしまいます。
この電子のペアがうまくいっていない状態を
専門用語で「不対電子(対になっていない電子)」
と言います。
※ちなみに当然ですが、電子のペアの組み合わせが
うまくいっている酸素分子に関しては、
何の問題もございません。
そしてこの半端者の電子(不対電子)を持つ
酸素分子の事を、
[tip]「フリーラジカル」[/tip]
と言います。
フリーラジカルは「欠けている電子」を
補おうと、他の物質(分子)の持つ電子と
強引に結びつこうとする性質をもっています。
強引に結びつく=奪う、と言う図式と
なりますね。
ところ構わずガンガンと、他の分子の持つ
電子にアタックをかけていくと。
そしてフリーラジカルに電子を強奪された
物質(分子)は、「酸化」してしまうと言う
流れですね。
これはまさに、「略奪者」。
アニメ、北斗の拳に出てくるような、
人々が平穏に暮らす村を襲っては略奪を繰り返す、
「モヒカンの野盗(ならず者)」状態です(爆)
最終的に無事(?)、他の分子から電子を略奪する事に
成功すると、「還元(かんげん)」と言う化学反応が
起こります。
「還元」とは「元の状態に戻る」と言う意味であり、
ここでは簡単に、
[important]「フリーラジカルと言う現象が消失する事」[/important]
であるとご理解ください。
・・・はい、以上が「酸化の仕組み」の全て
となります。
ちょっと長くなってしまったので
次号に続きます。
★ちなみに以前「酸素缶」と言う、
缶から酸素を気軽にインスタントな
感覚で補給できるアイテムがコンビニ等で
売ってましたが、
最近めっきり見なくなりましたねぇ・・・
私もあれ買った事がありますが、やっぱり自分で身体の隅々まで酸素を取り入れる「呼吸法」の方が効きますね。