【腹式呼吸メルマガ】第46号:緊張状態と自律神経系交感神経の活発化

緊張状態とはどういう状態か?

ほんとにわかりやすいんですが、文字通り、

「身体の様々な部分が収縮する状態」

の事なんですね。

収縮とは縮こまる事。

イメージしやすい例を挙げるとするならば、そうですね、

「亀」

っているじゃないですか?
亀ですね。あの甲羅持ってる。

亀の頭を突っつくと危機を感じて、
「ヒュッ!!」っと頭と手足を甲羅の中に引っ込めますよね?

あれは当然ながら筋肉を「収縮」させているわけです。

そして危機が去るやいやな、また頭と手足が「ぬ~~~」って
感じで出してきますよね。


これは筋肉を緩めている、
すなわち「弛緩(しかん)」させていると言う事なんです。


・・・はい、ものごっついわかりやすい例えだったと思うのですが、
緊張すると人の身体もまさしくこのようになります。

そして筋肉の方にエネルギーがまわされるため、
消化活動などの働きが一時的に弱くなります。
これは何故かと言うと単純明快で、
襲い掛かられたりした時に素早く動けるようにするためなんですね。
確かに消化活動なんかにエネルギーを使ってる場合では
ありません(苦笑)

また、口の中が渇き、汗をかいたり、「ノルアドレナリン」が
分泌されたりと、様々な生理反応が起こります。

このノルアドレナリン、
ご存知不安や恐怖などの感情が発生した時に分泌される
脳内ホルモンで、
血圧や心拍数を高める作用があります。

「身体の緊急警報」が発令されると、
自律神経系の「交感神経」のシステムが活発に働き出して
分泌されるのですね。


・・・そして危機が去り、緊急警報が解除されると、
これらの緊張やホルモン分泌が平常時に戻ります。


以上が「緊張状態」なんですよ。


この緊張状態、確かに危機的な状況に対処するには有効です。

例えば暴漢などに襲われた場合、命の危険が迫るので、
とにかく逃げるなり戦うなりして対処しなければなりませんよね?

その時にゆったりとリラックスなんてしてられないわけです。
ですので必然的にお腹(だけではなく全身も)の筋肉が緊張し、
胸で呼吸する「胸式呼吸」になるわけですね。


でもでもでも!!


いちいち普段からこの状態になっていたらどうでしょうか?

つまり、必要ないのに緊張状態になってしまうと言う事ですね。

・・・続きます。


なお、緊張状態を元に戻すのには深い呼吸がほんとにほんとに
重要です。
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