病的疲労
病的疲労とは、生理的疲労とはまた違った種類の疲労です。
文字通りなのですが、病気・疾患を原因とした疲労で、「基礎疾患」がはっきりしているか否かでまた二つに分類されます。
基礎疾患
基礎疾患とは、[tip]「病気の元となる疾患」[/tip]を指します。
これだけではわかりにくいので具体的な例を挙げますと、例えば「高血圧」と呼ばれる疾患がありますが、この状態にあると様々な病気を発祥してしまうリスクが高いわけです。
高血圧が一番引き起こしやすいポピュラーな疾患が、「脳卒中や脳梗塞」等の、「脳血管疾患」ですね。
ですので「高血圧」と言うだけでは、疾患と言うよりも「状態」と言った方がよりしっくりきます。
当たり前ですが、高血圧でも脳血管疾患を発症しなければ、「疾患」にはなりませんので。
そして上記基礎疾患は他にも、貧血や心臓病、肝炎、気管支ぜんそく、感染症等々様々なものがあるのですが、それらを元に疲労が引き起こってしまうわけですね。
当然ながらこの種類の疲労は、あきらかに「病気・疾患」となって引き起こっておりますので、まずは医療機関を受信し、適切に治療する必要があります。
■慢性疲労症候群
病的疲労にはさらに、「基礎疾患を伴わない疲労」も存在します。
「基礎疾患を伴わないのに病的な疲労なのですか?」
そうご疑問にお感じになられるかと思うのですが、実は基礎疾患を伴わない病的疲労と言うものが存在します。
それが、
[tip]「慢性疲労症候群」[/tip]
です。
これはどういうものかと言いますと、病的な疾患(基礎疾患)が見受けられない、原因不明の激しい全身的倦怠感が、長期間(だいたい六ヶ月以上)続いてしまう状態を言います。
あまりに辛いため医者に行っても特に疾患はなく、原因不明の場合にこう診断される事が多いです。
こちら慢性疲労症候群につきまして、現代社会に大変な影響を及ぼしている疾患でございますので、別のページで詳しくご説明させていただきますので、ぜひご一読いただければと思います。
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